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離職する看護師の主な理由

看護師にはいろいろな働き方があります。
活躍できる場も広がっており、病院やクリニックの仕事だけではなく、介護施設や製薬会社をはじめ、転職先は多岐にわたります。
ですが、やはり看護師といえば病院勤務が中心になってしまうので、病棟勤務の場合は日勤と夜勤をこなすシフト制で仕事を続ける人が圧倒的に多いのが現実です。
したがって、看護師の中には、心身に疲労がたまり、仕事に対して大きな負担を感じている人も少なくないようです。

特に結婚をして、パートナーと家庭を築いている場合は、家事や育児もこなさなければならないので、なかなか自分の時間を確保することができません。
仕事をしながら家庭生活も完璧にしようとすると無理をせざるを得なくなり、ストレスを抱えたり、体調不良を起こしたりして、仕事を続けることが困難になるという人もいます。
そのため看護師という職業は、比較的給与が高く、やりがいがある仕事であるにもかかわらず、離職率は意外と高い状況にあります。

ある調査では、看護師の離職率は約10%に登るといわれているそうですが、その主な理由の中には、結婚や出産も含まれていると聞きました。
特に年代別に見てみると、20代から30代にかけて離職した看護師の30から50%が結婚や出産を理由にしているそうで、いかに看護の仕事と家庭生活の両立が困難であるのかが窺えます。

ですから、看護師不足が問題になっている医療業界では、看護師の離職を減らすためにも、家庭を持つ看護師が働きやすい環境を整えていくことが大切になるでしょう。